【百合树】不被讨厌就行

发布时间:   来源:哔哩哔哩  

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——原作者:pixivみや/水也

——机翻,本人不懂日语只想吃饭,自己理解了一些不通顺的地方修改,大致能明白整体讲的什么意思


(资料图片仅供参考)

——「」是树,“”是百合

「你好,月影小姐」

“你好”

也不回头,只有安静的声音听起来很舒服。她经常去的植物园,明明没什么事却继续做事情。她又坚强又漂亮,据说是一个人能战斗的人。像我这样的人,不介意也是没办法的。我想也许那样比较好。不用回头看我。不要偷看她那美丽的侧脸,领悟她激动的心跳和炽热的脸颊。我一定,憧憬着能守护谁的人。想守护的人有很多,但是我还不能把这一切都抱在这双臂里。只有一个人,为了守护非常重要的东西而站着,我很在意她。

“你喜欢花吗?”

「咦?」

“我经常来这里。”

突然的问题,没能回答。我很高兴能听到平静的声音,不认为那是对我的,反应晚了。过了一会儿,她慢慢地回头看着我,她微微地笑了笑。我的心在发抖。全身奔跑的热度和什么,好像变得莫名其妙了。

我以为是憧憬。对,我一直拥有的憧憬的人。对祖父、哥哥、前辈的憧憬是理所当然的。我还以为是和那些一样的东西呢。

完全不一样。我不知道该怎么办。我想更多地映在这个人的眼里。我——只想让你看到我。不觉得可爱,突然涌出来的感情让我头晕,动不了了。

“怎么了?身体不舒服吗?”

「咦……啊、是。」

“还是叫人比较好吧。”

「不,那个,没关系。」

轻轻地,有很好闻的香味。有一双冰冷的手触摸着额头,然后才知道她在担心我。脸发热。我不能看着她。想逃跑的拥抱,而且什么都不能做,所以不能动。好不容易编织出来的话,像是消失了一样地枯萎了。

“你看起来没什么大碍。没事的话,休息一下就好了。待在植物旁边,会被治愈的。”

刚要回去,就被冷静的声音拦住了。虽然手已经离开了,但是被触摸的额头好像发烧了。被抓住,被拉着走,感觉到了几步,心脏痛。这种感情我不知道。虽然不知道,但也模糊地知道这不是对女性的东西。因为知道了,所以很吃惊。

“那个。”

“你害怕我吗?”

「咦?」

“对花咲她们来说,并不是那样的。总是更加堂堂正正。”

总觉得有点别扭的声音。吃惊地抬起头,就能看到和往常一样的侧脸。漂亮的紫发,白皮肤。我以前想变成这样,就像图画书中的公主一样。想触摸。是的,我确实这么想。

「并不是害怕。」

「是的。」

坐在草坪上,旁边坐着她。头晕。真的,你不是感冒了吗。这样想着的话,和从旁边窥视着这边的她目光相遇了。

“有枕头吗?”

「咦?」

“老实点。身体不舒服的话,能做的事都做不到了。”

「但是。」

“没关系。”

被吸引过来。应该也能做到的。但是,不想那样做的是我的心。抱着快要爆炸的心脏,转过确实被染红的脸,把头放在她的膝盖上。凉爽舒适的手掌触到我的额头。撩起头发的动作似乎很慈祥,疼痛的心跳似乎没有停止。

「啊,那个,月影小姐」

“什么?”

「……谢谢,谢谢」

冷静不下来。隐藏着睡不着的精神,对休息的声音表示感谢。柔软的触感让人毛骨悚然,我觉得这样超越了可爱的想法。

憧憬就好。就这样,我还是个孩子。如果被可爱的想法玩弄的话,一定会被原谅的。但是,这样很肤浅。在她旁边没有对话,只要能度过安静的时间就好了。是的,我强烈地希望能继续想着。

(不说喜欢你——不能说)

原文

【ゆりいつ】きらわれなければかまわない   みや/水也

「こんにちは、月影さん」

「こんにちは」

振り返りもしないで、ただ静かな声だけが耳に心地いい。彼女がよくいる植物園へ、用もないのに用を作っては通い続ける。彼女は強くて綺麗で、たった一人で戦える人だと言う。僕なんかでは、気にかけてもらえないのも仕方ない。むしろ、そのほうがいいのかもしれないと思う。振り返ってもらえなくて、いい。美しい彼女の横顔を盗み見て、高鳴る鼓動と熱くなる頬を悟られてはいけない。僕はきっと、誰かを守れる人に憧れているんだ。守りたい人がたくさんいて、だけどまだそのすべてをこの両腕に抱き締めてはいられない僕だから。たったひとりで、とても大切なものを守るために立っていたという、彼女のことが気になって仕方がなかった。

「花が好きなの?」

「え」

「よく、ここにくるから」

急な問いに、答えられなかった。落ちついた声を聞くことばかりが嬉しくて、それが僕に向けられたものだとは思えなくて、反応が遅れた。少しだけ経ってから、ええと、と返事にもならない言葉をこぼした僕をゆっくりと振り返って彼女が小さく笑った。とくりと、こころが震える。全身を走る熱となにかに、訳がわからなくなりそうだった。

憧れ、だと思っていた。そう、僕がずっと持っている、強い人への。祖父や兄や、先達への憧憬は当たり前のものだ。それらと同じようなものだと、思っていたのに。

ぜんぜん、ちがう。どうしたらいいかわからない。もっと、この人の目に映りたい。僕を――私だけを、見てほしい。可愛らしいとは思えない、突然わき出した感情にくらくらして、動けなくなった。

「どうかした? 具合でも悪いのかしら」

「えっ……あ、の」

「人を呼んだほうがいいかしら」

「いえ、あの、大丈夫です」

ふわりと、いい香りがする。少し冷たい手が額に触れて、そうして彼女が私を案じているのだとわかった。顔が熱くなる。彼女を見ていられない。逃げ出したいような抱きつきたいような、そしてどちらもするわけにはいかないから動けない。かろうじて紡いだ言葉は消え入るようにしぼんでとけた。

「大丈夫には見えないわね。用がないなら、休んでいくといいわ。植物のそばにいれば、癒されるから」

帰ります、と言いかければ冷静な声に遮られる。もう離れたのに、触れられていた額が熱を持っているようだった。手をとられる。引かれて歩く、数歩分が永遠に感じた。心臓が痛い。こんな感情は知らない。知らないけれど、女性に対してもつものではないのだということもおぼろげにわかっていた。わかっていたから、驚いた。

「あの」

「あなた、私が怖い?」

「えっ」

「花咲さんたちに対しては、そんな風じゃないわ。いつももっと、堂々としてる」

どこか、拗ねたような声音だった。驚いて顔を上げれば、いつもと変わらない横顔が見える。綺麗な黒髪、白い肌。こんな風になりたいと昔思った、絵本の中のお姫様みたいだ。触れたい。そう、確かに思った。

「怖いわけじゃ、ないです」

「そう」

芝生の上に座らされて、隣に彼女が腰を下ろした。頭がくらくらする。本当に、風邪でもひいたんじゃないか。そんな風に思っていれば、横から覗きこむようにこちらを見る彼女と目が合った。

「枕はいる?」

「ええっ」

「大人しくしてなさい。体調を崩していたら、できることもできなくなるわよ」

「でも」

「いいから」

引き寄せられる。はねのける、こともできたはずだ。だけど、そうしたくなかったのは私の心。爆発しそうな心臓を抱えて、確実に赤く染まっているだろう顔を背けて、彼女の膝に頭を乗せた。ひんやりと心地いい手のひらが、私の額にふれる。髪をかきあげる仕草が慈しむようで、痛いくらいの鼓動はやみそうもなかった。

「あ、の。月影、さん」

「なに?」

「……ありがとう、ございます」

落ちつかない。眠れそうにもない精神を隠して、休みなさいと言う声に感謝を述べる。やわらかな感触にぞくぞくして、こんなのは可愛らしい想いを越えていると思った。

憧れならいい。それ以上でも、私はまだ子供だから。可愛い想いに翻弄されるくらいなら、きっと許される。だけど、こんなのは、浅ましい。彼女の隣で会話もなく、ただ静かな時間を過ごせればそれでいい。そう、思い続けていられることだけを強く願った。

(好きになってなんて言わない――言えない)

FIN..

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